Artists

エドゥアール・ヴュイヤール(1868 - 1940)

フランスのキュイゾー生まれ。10歳のときに一家でパリへ移り住む。エコール・デ・ボザールで短期間学ぶが、後に友人らとナビ派のグループを結成し、大胆かつ装飾的に風景や室内を描いた。「アンティミスト」を自称した彼は、平凡な日常生活をテーマとして落ち着いた作風を確立した。その細やかな感受性と装飾的効果は、晩年まで変わることがなかった。代表作として、浮世絵の影響がみられる《パリの公園》(オルセー美術館蔵)や、1913年に制作されたシャンゼリゼ劇場の壁画装飾などが知られる。

ジョルジオ・モランディ(1890 - 1946)

1890年、ボローニャに生まれた。その生涯のほとんどをボローニャと避暑地のグリッツァーナ(ボローニャ近郊、アペニン山麓の村)で過ごした。絵画研究のためにローマやフィレンツェを訪れることはあっても、イタリアを出ることはほとんどなく、1956年のパリ旅行が最初の外国訪問であった。モランディはボローニャのフォンダッツァ通りにあるアトリエの薄暗い部屋に閉じこもり、卓上静物と風景という限られたテーマに終生取り組んだ。

ジュアン・ミロ(1893 - 1983)

スペイン・バルセロナに生まれる。版画家、彫刻家。バルセロナの美術学校に学ぶ。その後パリに出て前衛詩人やダダイストと親しく交際し、シュルレアリスム展にも参加した。故郷カタロニアの風景、大地、農場、さらには太陽、月、星などの自然の存在を好んでテーマに取り上げた。奔放な造形力を駆使し、自己の見いだした自然の世界を、子供のような天真爛漫な心で描き続けた。大戦後は版画、彫刻、陶器にも優れた作品を残している。

本阿弥光悦(1558 - 1637)

永禄元年生まれ。本阿弥光二の長男。母は本阿弥妙秀。刀剣の鑑定・研磨の家職のほかに,書画,蒔絵,陶芸などにすぐれ,茶道,築庭にも長じた。とくに書は光悦流をおこし近衛信尹,松花堂昭乗とともに寛永の三筆にかぞえられる。その書を版下にして角倉素庵の協力によって刊行した嵯峨本は有名。晩年徳川家康からあたえられた洛北鷹峯に芸術村をつくった。寛永14年2月3日死去。80歳。京都出身。号は自得斎,徳友斎,太虚庵。作品に楽茶碗「不二山」「雨雲」,蒔絵「舟橋蒔絵硯箱」,墨跡「立正安国論」など。

新着情報

ゴッホ展 - 家族がつないだ画家の夢

会場:東京都美術館 [東京・上野公園]
会期:2025年9月12日(金)~12月21日(日)

クリムト・アライブ 東京展

クリムト・アライブ 大阪展

会場: 堂島リバーフォーラム [大阪・大阪市]
会期:2025年12月5日(金) ~ 2026年3月1日(日)

藤田嗣治 7つの情熱

会場:鹿児島市立美術館 [鹿児島・鹿児島市]
会期:2025年10月3日(金)~11月9日(日))

ポケモン×工芸

ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―

会場:長崎歴史文化博物館 [長崎・長崎市]
会期:2025年9月12日(金) ~11月30日(日)

川瀬巴水 旅と郷愁の風景

川瀬巴水 旅と郷愁の風景

会場:上田市立美術館 [長野・上田市]
会期:2025年9月12日(金)~11月6日(木)

運慶 祈りの空間 - 興福寺北円堂

運慶 祈りの空間 - 興福寺北円堂

会場:東京国立博物館 [東京・上野公園]
会期:2025年9月9日(火)~11月30日(日)

>九谷赤絵の極致

九谷赤絵の極致 - 宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界

会場:滋賀県立陶芸の森 陶芸館 [滋賀・甲賀市]
会期:2025年10月11日(土)~12月4日(日)

円山応挙展

円山応挙 - 革新者から巨匠へ

会場:三井記念美術館 [東京・日本橋]
会期2025年9月26日(金)~11月24日(月・祝)