『セルバンテスまたは読みの批判』
副題名:叢書 アンデスの風 著者名:カルロス・フエンテス 牛島信明 出版社:水声社 発行年:1991(平成3)年12月 言語:日本語 現代メキシコ最大の小説家が、近代的な意味における「小説」そのものの創始者にしてその変革者セルバンテスを、その時代的文脈において、そしてとりわけジョイスを初めとする現代の文化的冒険との関連において論じるとともに、読むこと=書くことの根源的な批判を企図した。極めて今日的なセルバンテス論の白眉。
単行本: 141ページ
寸法: 19 x 13.4 x 1.8 cm
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『遠い家族』
副題名:ラテンアメリカ文学選集10 著者名:カルロス・フエンテス 堀内研二 出版社:現代企画室 発行年:1992(平成4)年09月 言語:日本語 〈開かれた結末、終わりのないストーリー、言ってみれば責任を、その本来の場所に、すなわち読者一人一人の良心と想像力に突き戻し〉ながら、新旧両大陸の人間のアイデンティティの問題に迫るカルロス・フエンテスの完璧なる小説。
単行本: 309ページ
寸法: 18.8 x 13.2 x 2.4 cm
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『メヒコの時間』
副題名:革命と新大陸 著者名:カルロス・フエンテス 西沢龍生 出版社:新泉社 発行年:1993(平成5)年05月 言語:日本語 「二つの世界の邂逅」なるおもわせぶりな言い換えで、「来られた側・奪われた側・殺された側」の視点は欠落してしまわないか。いやおうなく体験させられた歴史の非連続性、多元的諸文化の堆積が伝統としてのしかかっているメヒコの歴史と現在を情熱と偏愛をもって語る。
単行本: 305ページ
寸法: 19 x 13.8 x 2.8 cm
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『老いぼれグリンゴ』
副題名:ラテンアメリカの文学 著者名:カルロス・フェンテス 安藤哲行 出版社:集英社 発行年:1994(平成6)年08月19日 言語:日本語 革命騒ぎの最中、グリンゴ爺さんは死に方を求めて、ハリエットは家庭教師としてメキシコにやってきた。ふたりが出会うのは革命派の若き将軍トマス・アローヨと彼につき従う丸顔の女。メキシコ革命の戦塵のなかに消息を絶った,『悪魔の辞典』の作者アンブローズ・ビアスの最期の謎を、アメリカ人女性と革命軍士官の愛憎劇をおり混ぜながら描く。メキシコの作家フエンテスのアメリカ批判の書。
文庫: 288ページ
寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
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『フエンテス短篇集 アウラ・純な魂 他四篇』
副題名:岩波文庫 著者名:カルロス・フエンテス 木村榮一 出版社:岩波書店 発行年:1995(平成7)年07月17日 言語:日本語 「…月四千ペソ」。新聞広告にひかれてドンセーレス街を訪ねた青年フェリーペが、永遠に現在を生きるコンスエロ夫人のなかに迷い込む、幽冥界神話「アウラ」。ヨーロッパ文明との遍歴からメキシコへの逃れようのない回帰を兄妹の愛に重ねて描く「純な魂」。メキシコの代表的作家フエンテスが、不気味で幻想的な世界を作りあげる。
文庫: 240ページ
寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
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『埋められた鏡』
副題名:スペイン系アメリカの文化と歴史 著者名:カルロス・フエンテス 古賀林幸 出版社:中央公論社 発行年:1996(平成8)年01月 言語:日本語 ラテンアメリカ文学の巨匠がスペイン系アメリカ人のアイデンティティを探究する。スペインを通じてヨーロッパ文明の洗礼を受けたアメリカ大陸。征服者と被征服者の血に引き裂かれた歴史を昇華し、輝ける古代インディオ文明とヨーロッパ精神の融合を模索する壮大な文明史論。
単行本: 430ページ
寸法: 19.7 x 13.1 x 3.1 cm
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『澄みわたる大地』
副題名:セルバンテス賞コレクション 著者名:カルロス・フエンテス 寺尾隆吉 出版社:現代企画室 発行年:2012(平成24)年03月11日 言語:日本語 外交官の子息として少年時代からアメリカ大陸の名だたる諸都市を渡り歩いた著者は、20代半ばでようやく母国に落ち着いた。彼は「余所者のメキシコ人」として、多様な人種と社会階級が混在する猥雑な大都市=メキシコ・シティに魅せられた。無名に等しい作家の初長編は、斬新な文学的実験、方言も俗語も歌も叫びも、そして沈黙すら取り込んだ文体、街中から/豪邸から/スラムから聞こえてくる複数の声の交響によって、「時代の感性」を表現し、人びとの心を鷲づかみした。
単行本: 504ページ
寸法: 20 x 14 x 3.6 cm
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